底辺社畜からの下剋上 ~FIRE目指して~

吉田雅彦著「国際ビジネスの理論と実務」◎鉱脈社

 ビジネス・経済・就職 (本・雑誌・コミック)ランキング532


吉田雅彦著「国際ビジネスの理論と実務」◎鉱脈社
価格:2,750 円
定価2750円(本体2500円+税) A5判 並製 252ページ 2023年9月7日 初版発行 はじめに 本書は、学生や若い社会人が、国際ビジネスの理論と実務知識を、効率的に漏れなく学ぶことを目的としている。

本書の特徴は、 第一に、国際ビジネスに必要な知識を残らず取り入れた、先例のない、類を見ない本である。

国際ビジネスは、経営学、その中の多国籍企業論や国際経営論、経済学、法律学の中の国際経済法、知的財産法など複数の学問領域の理論と実務知識を必要とするので、特定分野を専門とする研究者は、このような本を書くことはしない。

本書は、実務家から研究者に転じた著者が、国際ビジネスに関して広範な内容を体系整理した、他に類を見ないものである。

本書で採り上げた52の理論と59の実務知識の一覧を目次に示したので、本書を読む前に知っているもの、知らないものを確認いただきたい。

読後には、記憶に定着したか確認いただきたい。

さらに深く学びたい読者のためには、文中で推薦図書を紹介している。

第二に、企業の仕事の流れに沿って国際ビジネスを学ぶ構成としている。

経営学の専門分野別ではなく、1.顧客は誰か(ターゲット)、2.顧客にとっての価値(バリュー)、3.企業の事業遂行能力(ケイパビリティ)、4.どう黒字化するか(収益モデル)という企業の仕事の流れに沿ってa)、経営学と国際ビジネスに関わる用語や理論を解説している(図1参照)。

第三に、予備知識がなくても、辞書や参考文献なしで本書を通読できるようにした。

経営学や経済学の基本用語やグローバル化の経済史も解説した。

本書が、企業に就職して海外でも活躍したいと考えている学生や、国際営業や海外工場への転勤などで国際ビジネスに関わることになった社会人にとって、必要な知識を効率的に漏れなく取り入れることに貢献できることを願っている。

目  次 はじめに 理論・実務知識目次 第1章 国際ビジネスの基本用語と歴史 1.国際企業―多国籍企業とグローバル企業―  1.用語の定義  2.狭い意味のグローバル企業 2.経営学を学べば企業がわかる  1.経営学の構成  2.経営学の源流―ドラッカーのマネジメント―  3.仕事の流れと経営学 3.グローバル化の経済史  1.大航海時代と近代資本主義・植民地  2.近代資本主義の問題点と自由経済国・社会主義国  3.社会主義国の消滅と経済のグローバル化  4.情報通信技術(ICT)と航空物流がグローバル化に貢献  5.経済のグローバル化の副作用―マージナライゼーション― 4.WTOとGATT、経済連携協定  1.GATTの基本条文  2.GATTの例外規定としての自由貿易協定  3.WTOの枠を超える経済連携協定  4.ゲーム理論―国際ビジネス交渉のために― 5.国際ビジネスの実務  1.コマツ  2.日立建機  3.資生堂  4.コマツ、日立建機、資生堂の国際ビジネス  5.日本企業の国際直接投資の歴史 第2章 国際企業の顧客は誰か 1.顧客は誰か―使用者、意思決定者、支払者― 2.STPマーケティング 3.国際企業の市場戦略 第3章 国際企業の顧客にとっての価値 1.顧客にとっての価値  1.マーケティングと顧客にとっての価値  2.マーケティング・ミックス  3.ニーズ、ウォンツ  4.効用、限界効用  5.価値の分類  6.BtoBビジネスの顧客にとっての価値 2.製品ライフサイクル理論  1.製品ライフサイクル理論  2.国際製品ライフサイクル理論  3.企業の永続性 3.多角化戦略と国際展開  1.多角化とシナジー  2.多角化の顧客提供価値マトリクス  3.多角化の事例 第4章 国際企業の事業遂行能力 1.事業遂行能力(ケイパビリティ)  1.事業遂行能力(ケイパビリティ)  2.製造業のバリューチェーン  3.比較優位理論  4.その他のバリューチェーン 2.組織と人的資源管理  1.組織  2.職種―企業内のバリューチェーンの機能分担―  3.人的資源管理 3.事業遂行能力を高める手法  1.デザイン思考  2.トヨタ生産方式  3.その他の事業遂行能力を高める手法  4.品質管理の手法 4.国際企業の事業遂行能力(ケイパビリティ)  1.国際企業のオペレーション―国外市場への進出法―  2.国際企業の国外流通  3.国際企業の人的資源管理  4.国際企業の本社の国外対応組織  5.本社と国外子会社の関係  6.国際企業の知的財産権 5.宗教、戦争、政治体制―海外市場・外国人材を理解するために―  1.世界の宗教  2.第二次世界大戦以降の戦争・内戦  3.世界各国の政治体制  4.世界各国のカントリーリスク 第5章 国際企業が利益を得る 1.収益モデル  1.収益モデルの基本  2.売上げの増やし方の基本  3.収益モデルの進化  4.ファイブフォース分析 2.会計  1.ビジネスの資金問題―資金不足、赤字、黒字倒産―  2.会計の目的―財務会計、税務会計、管理会計―  3.経理担当でなくても必要な会計知識―P/L、B/S、CF― 3.国際企業の会計 第6章 国際企業の企業戦略 1.企業理念、経営計画  1.全社ベースの企業理念、経営計画  2.事業経営  3.企業経営・社内の事業間の資源配分 2.国際企業の企業戦略  1.グローバル統合とローカル適応  2.マーケティング戦略  3.国際企業のポジショニング戦略  4.経営資源からの視点  5.コンティンジェンシー理論 第7章 理論・実務知識の詳細 私たちが心をこめて作っています。

鉱脈社は1972年に誕生し、創業50年を超える宮崎に根ざした出版社です。

「月刊情報タウンみやざき」などの情報誌のほか、単行本やシリーズ書籍の出版、自費出版のお手伝いを手がけています。

雑誌分野ではスタッフ一丸となって足で情報をかせぎ、書籍出版分野では著者様と力を合わせて納得のいく本づくりを心がけています。

私たちが愛情込めて作った本を、ぜひ手に取ってみてください。

0.0 (0件)



価格:2,750 円

ビジネス・経済・就職 (本・雑誌・コミック)ランキング

 532 (2024-10-05)


 ビジネス・経済・就職 (本・雑誌・コミック)ランキング532